イチャモン研究会は、「イチャモンは宝の山」「いちゃもんから学ぶ」ことをめざして研究しています。

教育や福祉、医療など様々な分野で、保護者や利用者から寄せられる苦情が変化しつつあると理解されています。教育分野では、これを「モンスターペアレント」と呼んで、切り捨ててしまうかのような言説もみられます。

当研究会は、このような苦情の中で無理難題と感じてしまうものを「イチャモン」と呼び、そこに新たな学校と保護者の建設的な営みの手がかりがあると考えて、その対応のあり方を様々な視点から研究しております。
メンバーも大阪大学の小野田正利を中心に、全国に広がっています。

当研究会の趣旨を簡潔に述べたものの1つとして、小野田正利インタビューも、併せて是非ご一読ください。

なお、この研究は独立行政法人 日本学術振興会の科学研究費として採択されています。

※この趣旨説明は暫定的なものです

実績

2013年 9月 28日

2013年9月28日(土曜)14時50分より、東京にて以下のような講演会が開催されました。。

  • タイトル:「保護者からの要望にどう応えるか―クレームのメカニズムと対応―」(東京)
  • 主催:発達支援協会
  • 場所:東京ファッションタウン(TFT)ビル東館9階
  • 担当:小林正幸(東京学芸大学)

関連情報

2016年 7月 4日

平成28年8月24日(水)10時より、東京セミナー学院(東京・池袋)にて、第2回「教師のための苦情・クレーム対応力向上セミナー」=保護者との信頼関係構築策=が開催されます。
セミナーの主軸は、「苦情クレーム、事故・事件の実例と対応」です。
当研究会のメンバーも講師として参加いたします。

困っておられる先生方、どうぞ奮ってご参加ください。

詳細及び申込方法等につきましては、以下の開催元からの情報をご覧ください。
(さらに…)

コラム等

2010年 5月 16日
ワークショップ中の小野田正利

 小野田正利先生は、保護者と学校との在り方を研究し「モンスターペアレント」という語が登場する前から「親のイチャモン」として問題提起していました。元気でユーモアたっぷりの講演会は大人気で、ここ数年、講演依頼は年間500を越えます。

「それだけ現場のニーズになっているんですね。最近はPTAからの依頼も多いんですよ。」とおっしゃいます。『悲鳴をあげる学校』 (旬報社)、『親はモンスターじゃない』(学事出版)など著書多数。

Q: 「モンスターペアレント」という言葉についてどう思われますか?
A: 教師からはモンスターに見えても子どもにとっては親です。「モンスターペアレント」なんて言っちゃいけないですね。モンスターとレッテルはると、向き合って共に解決しようとする姿勢がなくなります。この言葉が流行って、保護者は正当な要望にも躊躇するようになり、学校はモンスター対策という考え方を持つようになった。その弊害は大きいと思います。

カメラに笑いかける小野田正利

Q: 適切な対応の心構えを教えてください。
A: クレームの90%以上は善意なのです。激しい言い方から悪意と取ってしまうことで、双方がエスカレートすることも多いと感じています。高飛車に出ないことです。まずお茶を出しましょう。「そういう気持ちにしてしまい、申し訳ありません」と謝ること自体は悪いことではありません。「イチャモン」を額面通りに受け取るのではなく、その保護者が実際に求めていることを察知し、解決策を探る姿勢を持ちたいですね。また、メールや電話のやりとりはこじれやすいので、直接会うのが一番です。
  ただ、適切に対応してもこじれる場合もあります。早めに校内で情報を共有しましょう。保健所・警察・弁護士などの専門機関・専門家の助言を受けながら対応することも考えましょう。一人で抱え込まず、「子どものためにもっとみんなで考えていきましょう」ということから視線をそらさずに接していって欲しいと思います。