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教師と保護者の“いい関係づくり”1日研修会 IN 豊中

2009年 8月 30日

2009年8月30日、大阪府豊中市において、7名の研究会メンバーにより教職員を対象とした研修会が行われました。

研修は、「教師と保護者の“いい関係づくり”1日研修会 IN 豊中」と題して行われ、多くの方にご参加いただきました。
研修の内容及び参加メンバー等は以下の通りです。

<概要>

  • 日時:2009年8月30日(日)10:00~16:00
  • 場所:豊中市教育センター(豊中市蛍池中町3-2-1-600)(阪急・モノレール「蛍池」駅に隣接の「ルシオーレビル」6階)
  • 定員:100名程度
  • 参加費:無料
  • 対象:豊中市内の公立・私立の保育所・幼稚園・小学校・中学校の教職員(非常勤でも可)または豊中市在住の教職員の方

<担当・参加「新学校保護者関係研究会」メンバー>

  • 小林正幸(臨床心理学、東京学芸大学教授・教職大学院院長)
  • 瀧野揚三(危機管理学、大阪教育大学教授・学校危機メンタルサポートセンター)
  • 古川 治(学校教育学、東大阪大学・こども学部教授)
  • 岩切昌宏(精神医学・医師、大阪教育大学准教授・学校危機メンタルサポートセンター)
  • 山岡賢三(大阪市教育センター指導主事)
  • 仲尾久美(大阪府立池田北高校教諭)
  • 小野田正利(教育制度学、大阪大学大学院教授・人間科学研究科)

<プログラム>

  • 10:00~ 主催者あいさつ
  • 10:10~ シンポジウム「いま教師に求められる“保護者との連携”~保護者を怖がらず、また“敵”とみなさない気持ちを持ち続けるには?~」
    シンポジスト:小林正幸、瀧野揚三、古川治、岩切昌宏、山岡賢三、仲尾久美
    コーディネータ:小野田正利
  • ※世直しバラエティ「カンゴロンゴ」(NHK総合、2007年9月30日放送、30分)を視聴します。

  • 12:00-13:30 お昼休憩
  • 13:30-16:00 4つのワークショップと相談室の開設
    • ワークショップA【担当:小林正幸】(定員30名程度)
      「マッピング法と課題解決技法で、100通りの解決策を発想しよう!」
       保護者との関係で困ったことはありませんか? 最新の臨床心理の手法を用いて、徹底的に保護者の立場になりきって気持ちを理解する体験をしてみましょう。その上で、なんと!!100通りもの解決策を短時間で考え出すことのできる手法まで、こっそり(いや、おおっぴらに)お教えします。「保護者の気持ちがわからない」というあなたに、うってつけのワークショップです。
    • ワークショップB【担当:瀧野揚三、岩切昌宏】(定員30名程度)
      「学校危機のとき、あなたはどのような行動をとりますか?」
       学校内外での事件や事故、自然災害等の影響で、何らかの特別な対応が必要になる「学校危機」が時として起こります。その時、危機管理体制を見直し、危機発生時に教職員一人ひとりが的確な対応をとることが、子ども達の心身の早期回復のためにも非常に大事です。学校危機や心のケアに関する基礎のほか、「その時、あなたは?」という体験型学習をおこないます。
    • ワークショップC【担当:山岡賢三】(定員10名程度)
      「若い教師のための保護者との関係づくり(初級編)」
       このワークショップは、新任の方あるいは経験年数の少ない方限定です。初めての保護者懇談会は、何となく緊張するものです。保護者は自分をどう思うのだろう? 頼りなく思われないか? うまく対応できるだろうか? 保護者の思い、子どもの思いに気づき、自分の思いを上手に伝えるための、初歩的な保護者との関係づくりをいっしょに学びましょう。
    • ワークショップD【担当:小野田正利】(定員30名程度)
        「保護者の立場に立つと、教師の態度にムカつく自分がいる?!」
       教師でなくても、本当にイラだつ社会ですね。時として、保護者のトゲトゲしいもの言いに、落ち込んだり、腹が立つこともあるでしょう。でも、それは保護者の立場になってみると、むしろその要求は当然のことのように感じるかもしれません。ロールプレイ(役割を演じてみる)を通して、教師の側が反省しなければいけないところ、譲ってはいけないところについて学びましょう。
    • E.困りごと相談室【担当:古川治】(事前申し込みでの予約制)
        教諭・校長経験のある古川氏による「個別の相談室」です。